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2005.08.15 アキレウス
 昨日、映画の『トロイ』を見た。
トロイ戦争全体の話かと思ったらアキレスの話しだった。
どうもホメロス叙事詩の一つ『イリアス』の改編だったようだ。
ということで、アキレウスのことでも書いてみよう。



アキレウス Achilleusu(ギリシア)
ローマ名:アキレス Achilles(ラテン)

父:プティアの王ペレウス(ペーレウスとも)
母:海の女神テティス(ネレウスの娘)

ギリシア神話の中の英雄。
アイアコスの孫。
スキュロス王リュコメデスの娘ディダメイアとの間にネオプトレモス。
イリアスの中では『駿足のアキレウス』と形容されている。

ことの始まりはペレウスとテティスの結婚式から始まっていた。
結婚式は、ペレウス山で行われた。
神々の全てが招かれ、宴席をはり、さまざまな贈り物がされたという。
この中のケイロンからのとねりこの槍やポセイドンからの馬のクサントス、パリオスはイリアスの中でアキレウスが用いたとされている。

この宴席にはすべての神が招かれていたはずだが、争いの神エリスだけは招かれなかった。
それを怒ったエリスは宴席に乗り込み『最も美しい女神に与える』と黄金の林檎を投げ入れた。
この林檎をめぐってヘラ・アプロディテ・アテナが争った。
ゼウスは仲裁させるためにイリオス王プリアモスの息子パリスに判定をさせた。
女神たちはさまざまな約束をしてパリスを買収しようとした。
ヘラは『アジアの君主の座』。
アプロディテは『最も美しい女』。
アテナは『戦いにおける勝利』。
が、結局パリスは『最も美しい女』を選び、アプロディテの勝ちが決まった。
アプロディテは最も美しい女とはスパルタの王メネラオスの妻ヘレネをあてがった。 
神託を受けたということでパリスはヘレネを略奪した。
メネラオスは、兄でミュケナイの王アガメムノンのその事件を告げ、かつオデュッセウスと共にトロイアに赴いてヘレネの引渡しを求めた。
が、パリスは断固として拒否したため、アガメムノンを総大将とし、ヘレネ奪還のためギリシア中から兵を募りトロイに攻め入った。
これがトロイア戦争の始まりだった。
テティスとペレウスは結婚後にアキレウスが生まれた。
テティスはアキレウスを不死の体にするために、アキレス腱のあたりを持って冥府を流れるスチュクスの水にアキレウスを浸した。
これにより水に浸からなかったアキレス腱だけを除き、不死の体となった。

テティスはアキレウスがトロイア戦争に加わると命を落とすことを予言し、アキレウスをスキュロス島に送り女の格好をさせていた。
が、アキレウスはここでスキュロス王リュコメデスの娘ディダメイアとの間にネオプトレモスをもうけている。
そこへ、商人のなりをしたオデュッセウスが勧誘にきた。
トロイア戦争においてギリシアが勝つためにはアキレウスが必要との予言を受けていた為である。
オデュッセウスは女向けの商品の中に武器をまぜて展示した。
女たちが見向きもしない中、アキレウスだけが武器を手にしたため正体を暴かれてしまう。
こうしてアキレウスはトロイア戦争に引きずり出された。

アキレウスは友人パトロクロスと共に、ミュルミドーン人たちを率い、50隻の船でトロイア戦争に参加していた。
ギリシア勢がトロイア戦争を開始してから10年目、ある事情により戦利品で愛妾のプリセイスを総大将アガメムノンに奪われてしまう。
理不尽な行為に腹をたてたアキレウスは、それ以降の戦いに参加しなくなった。

アキレウスなしでも優勢を誇っていたギリシア勢も、長き戦いにおいて名だたる英雄たちが傷付いたことをきっかけに総崩れとなり、陣地の中までも攻め込まれてしまう。
これをみたパトロクロスは、アキレウスに出陣を促したが、聞き入れない。
そこでパトロクロスはアキレウスの鎧を借り、ミュルミドーン人たちを率いて出陣してしまう。
アキレウスの鎧を着たパトロクロスの活躍により、ギリシア勢はイリオス勢を押し返す。
しかし、パトロクロスはイリオスの王プリアモスの息子で、事実上の総大将でもあるヘクトルに討たれてしまう。

パトロクロスの死をアキレウスは深く嘆き、ヘクトルへの復讐の為出陣を決意する。
出陣したアキレウスは、イリオスの名だたる勇士たちを葬り去った。
形勢不利と見たイリオス勢が城内へ逃げる最中、門前に一人、ヘクトルが待ち構えていた。

ギリシア勢とイリオス勢が見守る中、アキレウスとヘクトルの一騎打ちが始まる。
アキレウスはヘクトルを追いまわし、ヘクトルは逃げ回ってイリオスの周りを三度回ったという。
しかしついにヘクトルはアキレウスに討たれる。
アキレウスはまだ気が治まらなかったのか、ヘクトルの鎧をはぎ、戦車の後ろにつなげて引きずりまわす。
復習をとげ上機嫌のアキレウスは、さまざまな賞品を賭けてパトロクロスの霊を慰めるための競技会を開く。

競技会が終わった後も、アキレウスはヘクトルの遺体を引きずりまわすことを止めない。
ヘクトルの父プリアモスはこれを悲しみ、深夜アキレウスの元を訪れ、息子の遺体を返してくれるように頼む。
アキレウスはプリアモスをいたわり、説得に応じ、ヘクトルの遺体を返す。
ヘクトルの葬儀を持って叙事詩『イリアス』は終わっている。

ヘクトル亡き後イリオス勢は意気消沈するが、アマゾーンの女王で女神ごときペンテシレイアの加勢により、再び勢いを盛り返す。
ペンテシレイアはギリシア勢の名だたる英雄をなぎ倒して暴れまわるが、無謀にもアキレウスに挑戦し、命を落としてしまう。
アキレウスは遺体となったペンテシレイアの美貌に目を奪われ、殺してしまったことを後悔する。
テルシテスがそれを笑うと、逆上したアキレウスはテルシテスを撲殺した。

ペンチシレイアの死後、再びイリオス勢は意気消沈するが、エチオピア勢を率いていたメムノン(暁の女神エオスとティトノスの子)の加勢により、元気を取り戻す。
メムノンはネストルの子アンティロコスを倒すなどして活躍するが、アキレウスに討ち取られてしまう。
王を失ったエチオピア勢は戦場を去っていく。

メムノンを葬り去ったあくる日、アキレウスはイリオスのスカイアイ門の前で戦っていたが、急所のアキレス腱をイリオスの王子パリス(一説によるとアポロン)に射られ、瀕死の重傷を負って倒れた。
しかしアキレウスは再び立ち上がり、イリオス勢を追いまわす。
が、ついに予言どおり死の運命が彼を捕らえた。
パリスをはじめとするイリオス勢は、アキレウスの遺体を奪おうとしたが、大アイアスとオデュッセウスに阻まれ、失敗してしまう。
その後、アキレウスの子ネオプトレモスとピロクテテスの持つヘラクレスの弓なしにはイリオスは落とせないという予言が下り、今度はネオプトレモスが引きずり出された。

その後、オデュッセウスの巨大な木馬を作り、その内部に兵を潜ませるという作戦を考察し、これを実行に移した。
この「トロイの木馬」の姦計によりイリアスは一夜にして陥落した。

イリオス陥落後、ネオプトレモスの夢の中にアキレウスが現れ、「プリアモス王の娘ポリュクセネ」を自分の墓に奉げて欲しい」と語った。
さもなければギリシア勢の帰路を妨げるというのであった。
生前アキレウスはポリュクセネに恋焦がれ、未だに未練が残っていたのだ。
このため、ネオプトレモスはポリュクセネを手にかけ、アキレウスの墓に奉げた。

オデュッセイアにおいて、オデュッセウスは冥府を訪れる。
オデュッセウスは死人となったアキレウスと語り合う。
アキレウスは死人の王になるよりも、生きてつまらぬ男に仕える事のほうがましだと語り、一子ネオプトレモスの活躍と安否を問い、それが語り終わられると喜び満足して去っていったという。
一説には、アキレウスの死後、神々の野エリュシオンに迎え入れられたとも。




映画のほうではパトロクロスは友人ではなく、従兄弟になっていたり、アキレウスが死ぬのがイリアス陥落時など大きな変更点があった。
戦争にしてもどう見ても10年も戦争しているようには見えないしな。
まあ、戦っているシーンは迫力があり面白かったが。
あの当時でのいろんな戦術を駆使していた戦いだし。
ただ少し、何か物足りない気もしたが。
後はパリスやヘレネ、プリセイスの行方が気になった。
そこまでやってくれればと思った。
アガメムノンも殺したしな。
まあ、これぐらいか。








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