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2005.12.16 浄土の帝
久々に、歴史物を読んでみた。
悪ダヌキとして名高い後白河法皇の話だが、まあおもしろかった。



浄土の帝

著者:安部 龍太郎
出版社:角川書店

―あらすじ―
平安末期、退潮する朝廷にあって、自らの存在理由をどこに求めるのか。
真に民の心の王たるには、どうあるべきか。
後世の、権謀術数に長けたとされる評価に挑み、理想の帝王像に苦悩する後白河院の素顔に迫る野心作。





元弘、平治の乱を後白河法皇から見た作品。
あの当時の朝廷内部の様子がよく分かる。
なんか皆、自分の利益追求をし、相手を蹴落とそうとして自滅して行っている様な。
その中にあって民のことを考えていたという後白河院。
手段は選んでられないというのが先走りすぎどつぼにはまっているのがよく分かる。

後白河と崇徳院が仲がよかったのはちょっとびっくりしたような。
確かに同母兄弟ならば、仲がいいだろう。
なのに回りに操作されすぎて、その仲も長くは続かない。
そこら辺の策謀をめぐらしていたのが信西なのだろうが。
信西もな天皇親政を目指していたのだろう。
でもよくよく考えると、どの道傀儡の王を作っているのには変わりないように見えるんだよな。
二条天皇にそれだけの器があるのかはよく分からないし。

ともかくも、後白河法皇は政治ではなく心の支えとしての君主を目指していたのだろう。
天皇というものはもとから神というかかんなぎに近いような気もするしね。
そのために芸能で持って心の王を目指していたのだろう。
でも、そのためには自分の権力が必要だといっているようなものには変わりはないな。

後は藤原氏が大きくなりすぎたために起きたものともいえるな、あの騒動は。
その藤原氏内部の傭兵みたいな事をやっていたのが平氏と源氏か。
藤原氏や法皇が重用するようになったために力技で何でもできるとでも思ったのか。
自分たちの力なくば、何にも出来なくなった藤原氏や天皇家。
それを阻止しようとした力はあれど、結局それに頼るしかないため、うまくいかず。
悪循環ばかりを生んでいた時代のようだ。
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